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映画、アニメ、漫画、音楽などの雑記。ファーストインプレッションを大切に。

私的2022年アニメランキング:ベスト20

オタク、楽曲10選はやるのにアニメ10選をやらないのは何故なんだ(回文) 年末のあれこれまとめる流れが好きなんですよね。今年買って良かったものとか読んでよかった本とか楽曲10選とか。 人の好きな作品を知って自分の興味を広げたりその人の好みを吸収した…

私的2022年楽曲10選

今年も気付いたら年の瀬。 忙しくなりがちな時期ではありますが、1年の振り返りをしながら来年に思いを馳せる年末の空気感が好きだったりします。 そんな1年を締めくくるタイミングということで、やっていきます楽曲10選。 再生している音楽の幅が広くないな…

私的2022年映画ランキング:ベスト10

年末です。ベストを決める時期です。やっていきましょう。 今年は仕事が多忙を極めまして、映画業界へのアンテナが低かったこともあり、鑑賞本数も少なくなってしまいました。ただ、前情報だけで琴線に触れるような作品自体が減った感覚があって、コロナ禍で…

澁谷かのんの主人公性と夢の先

(C)2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!! 12話をもってアニメ第2期の放送を終えた『ラブライブ!スーパースター!!』。 スポ根的な熱を帯びながらも次のステップへと進んだ本作は1期と2期で大きく変わった点として1年生の加入が挙げられるが、同時…

『リコリス・リコイル』感想/少女達に寄せる期待と返される納得感

(C)Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11 好きな作品は数あれど、好むコンテンツの前提条件として「キャラクターが魅力的であること、あるいは魅力的に描けていること」は最重要だと言ってもいい。 それはキャラクターのビジュアルが良いと…

映画『五等分の花嫁』感想/描かれる「五つ子の呪縛」からの解放

(c)春場ねぎ・講談社/映画「五等分の花嫁」製作委員会 五つ子であることは、それが恋敵となるや否や「呪縛」になる。 映画『五等分の花嫁』の公開にあたり本作をアニメにて履修したのだけれど、話数を重ねる度にそう思わざるを得なかった。 連載最終話のタ…

私的2021年楽曲10選

やっていきます2021年楽曲10選。 ライブに行ける機会は減っているものの、自宅で過ごす時間は引き続き多く、またそれに伴いアニメコンテンツに触れることも多々あるので、アニメ起用の楽曲が多くなりました。 2021年1月〜12月リリースの楽曲から選定し、1ア…

私的2021年映画ランキング:ベスト20

2021年は昨年に比べると映画館の営業も徐々に活発化していき、公開延期となっていた作品も少しずつ日の目を見るようになってきたように思います。 今回は2021年の映画ランキングです! 昨年に比べ劇場での鑑賞本数は減ったのですが、今年も多くの良い作品に…

私的2021年アニメランキング:ベスト20

気づいたら2021年も残りわずか。 直近何年かは観るアニメの本数が徐々に少なくなってきていたのですが、サブスクの充実が著しいこともあって今年はここ数年に比べると触れる作品の数が多少多かった1年でした。 放送中のアニメはもちろん、過去作品を見返す回…

『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』感想/結城明日奈がアスナとしての覚悟を決めるまで

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project 私が私でいるため。このゲームには負けたくない。 本作『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』は、そんなアスナの言葉と覚悟の上に成り立つ物語だった。現実と虚構の狭間で、彼女は…

過去50記事の中で特に読まれたエントリーを振り返る

先日、ブログの記事の数が50に達しました。 インプットとアウトプットの速度と質の向上をしたいという想いから始まり細々と続けてきたのですが、何事も継続することが大切だと感じています。 記事の数以上に下書きに留めて形にしきれなかった文章が多いとい…

『アオのハコ』で男子高校生の気持ちを取り戻したアラサーの末路

(C)三浦糀/集英社 先日、ツイッターを眺めていたらマンガの1コマらしい画像が流れてきたんですよ。ショートカットで目のぱっちりした、それはそれは可愛らしい女の子がアップになった画像が。 なんか異様に可愛くて、やけに心に残るんですよね。何のマンガ…

『劇場版 Free!-the Final Stroke-前編』感想/七瀬遙は大人になるにあたり何を想い泳ぐのか

(C)おおじこうじ・京都アニメーション/岩鳶町後援会2021 七瀬遙は大人になりつつある。 シリーズを通して、ただ泳げればそれでいいという姿勢から、仲間と繋ぐリレーの楽しさを知り、勝つ喜びを噛み締めることで競技としての水泳に熱を持つようになった遙。…

『BLEACH』読切版(獄頤鳴鳴篇)感想・考察/巡る物語に死神は何を想うか

『週刊少年ジャンプ』2021年36・37合併号より ついに来ました『BLEACH』読切版。 そろそろ『BURN THE WITCH』の続報が来るのではと思っていた矢先だったので、まさか『BLEACH』の方が来るとは思ってもおらず、発表から掲載までさほど日数もなかったのことも…

最近聴いている楽曲(2021年夏)

2021年夏と謳っていますが定期的にやっているわけではないです(照) 【LIVE】9/4.5 at 横浜アリーナ「UVERworld LIVE 2021 at Yokohama Arena〜We gonna go〜」開催決定!詳細は下記よりご確認ください。https://t.co/YbyeNlhUG4#UVERworld— UVERworld_Staff_…

『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』感想/キラめき求めて少女は再生産する

おい、オタク共。 あまりふざけすぎるなよ? 『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』。公開されるやいなや絶賛の嵐。レビューサイトでも軒並み高評価。ツイッターでも興奮冷めやらぬ様子の感想が流れてくる。 いくら何でもやりすぎだ。印象操作のために…

『ブラック・ウィドウ』感想/ナターシャの生き方を肯定したのは家族だったということ

当初の予定日からおよそ1年2ヶ月経ってからの『ブラック・ウィドウ』公開。スクリーンにおかえりなさいMCU。 『エンドゲーム』後のMCUの世界観はドラマシリーズと並行して展開されていくわけだけど、コロナの影響で公開の延期や順番の変更などがあって、『ブ…

アニメ『スーパーカブ』感想/これはないない少女の物語であり、僕達の物語に違いない

(C)Tone Koken,hiro/ベアモータース 最初は何気なく見てみようかという程度の意識だっただけに、アニメ『スーパーカブ』1話を観た時の衝撃は相当なものだった。 鑑賞後、胸にほんのり残った高揚感。導入部分であるからして特段大きな動きがあったわけではな…

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』はファンひとりひとりの作品でした

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を公開初日に観てきました。いやはや、このような形で描き切るとは。感無量でした。 心の準備が出来ているのかどうなのか、自分でも分からないままその日を迎えていましたが、何を見せられても出来る限り受け止められればい…

『IDOLY PRIDE』が描く「対を成すもの」についての所感や考察

【#これはただのアイドルアニメではない】 すごく勝負に出た打ち出しだと思います。これまで数あるアイドルアニメが世に出て、大規模な展開を続ける作品も少なくないですし、それらに触れてきて目も耳も肥えたオタクという人種に対してまっすぐな宣言を公式…

アスカの幸せを願うオタクはシンエヴァに何をみるか

(c)カラー 漫画でもアニメでも一生懸命なキャラクターが好きだ。必死に、ひたむきに、がむしゃらなキャラクターが好きだ。そういった熱意というか真っ直ぐさというか、人間らしい芯の部分が見えるキャラクターの輝きというものは、愛すべきものだと思う。 僕…

私的2020年映画ランキング:ベスト30

コロナ元年がぼちぼち終わろうとしてますけれどもね、つまりはベスト作品を選び散らかしていく時期がやってきたということであれこれ選んでおりましたところ、気づいたら30作品ほど並んでおりまして。 2020年は186本鑑賞、うち今年公開作品は76本鑑賞。昨年…

私的2020年楽曲10選

年間の楽曲10選をまとめる風習、数年前からありますし各オタクの熱い意思表示を見ているのは大好きなんですけど、自分でやったことってないんですよね。 それは「狂ったように同じアーティストの同じ曲ばかりを聴いている」タイプのオタクに生まれ落ちてしまっ…

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』感想/「愛」を示すみちしるべに涙する

当初は制作可否すら不透明だった中でこうして公開に至ったことに感謝の念を強く感じると同時に、作品に携わった全ての方々に敬意を表します。 本作を鑑賞して強く感じたことは、この上なく示された「愛を知り伝えることの尊さ」でした。 アニメシリーズでは…

『BURN THE WITCH』4話感想/おとぎ話なんてクソだからこその作品タイトル

(C)久保帯人/集英社・「BURN THE WITCH」製作委員会 まずは当初広報されていた4話の連載終了とのことで、久保先生お疲れ様でした。 そして、4話までがSeason1となり、続く物語はSeason2以降で展開されると発表されましたね。広く深い世界観を4話で完結させ…

『BURN THE WITCH』3話感想/魔女としての在り方をどう示していくのか

(C)久保帯人/集英社・「BURN THE WITCH」製作委員会 短期連載も折り返して3話です。キャスト情報も続々と更新されているので、やはり4話から劇場版に繋がっていくのかなと。 3話も展開としては予想していた部分もありましたが、かなりストーリーが動いたな…

『BURN THE WITCH』2話感想/表と裏の世界の渦に相も変わらず目が離せない

(C)久保帯人/集英社・「BURN THE WITCH」製作委員会 部活や塾の帰りにジャンプを読んで帰るという生活は10年以上前に終えてしまったこともあってここ数年ジャンプの作品を読む際は単行本を買っていたのですが、『BURN THE WITCH』の連載開始と共に月曜日が…

『BURN THE WITCH』読切版&1話の感想/気づけばこの世界の虜になる魔法にかかっていた

(C)久保帯人/集英社・「BURN THE WITCH」製作委員会 久保帯人先生の最新作『BURN THE WITCH』の連載がついにスタートしたということで、当初予想していた長期連載ではなくあくまでも短期連載のようではありますが、かつて読みかじったあの世界観を再び堪能…

アメコミ作品が好きな人に一石を投じる『ザ・ボーイズ』をオススメしたい

(C)Amazon Studios. アメコミ映画はもはや市民権を得たコンテンツのひとつ。DCEUやMCUが多くのファンを獲得している理由は目を見張るような映像美だったり洗練された脚本だったりと様々かと思うのですが、その根底にあるものはヒーロー達の持つ魅力だと思う…

『どうぞ愛をお叫びください』感想/ゲーム実況動画好きにはたまらない熱さと爽やかさを兼ね備えた1冊

www.shosetsu-maru.com 『響け!ユーフォニアム』シリーズ著者が贈る、爽快度120%の最旬青春小説!そう銘打たれた武田綾乃先生の最新刊は、爽やかでありながらも確かな熱を帯びた1冊だった。 『どうぞ愛をお叫びください』。YouTuberとして活動を始める男子…