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映画、アニメ、漫画、音楽などの雑記。ファーストインプレッションを大切に。

私的2022年アニメランキング:ベスト20

オタク、楽曲10選はやるのにアニメ10選をやらないのは何故なんだ(回文)

 

年末のあれこれまとめる流れが好きなんですよね。今年買って良かったものとか読んでよかった本とか楽曲10選とか。

人の好きな作品を知って自分の興味を広げたりその人の好みを吸収したりしたいんですよ。みんなも教えてくれ。

 

それではやっていきます。

 

▼私的2021年アニメランキング:ベスト20はこちら

kuh-10.hatenablog.com

 

 

まずは16位まで。

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◆20位『地球外少年少女』

◆19位『Engage Kiss』

◆18位『宇崎ちゃんは遊びたい!ω』

◆17位『異世界おじさん』

◆16位『アキバ冥途戦争』

 

『宇崎ちゃんは遊びたい!ω』や『異世界おじさん』は安心して見られるタイプの作品でしたね。肩肘張らずにゆったりと見られるというか。

『アキバ冥途戦争』に関してはP.A.WORKS制作ということで放送前からどのような作品になるのか気になっていましたが、予想外の方向性のアニメで笑いました。作品の空気感をオープニングからエンディングまで一切の妥協なしに作り込んでいるのは流石すぎる…。

 

続いて11位まで。

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◆15位『よふかしのうた』

◆14位『ラブライブ!スーパースター!!第2期』

◆13位『ぼっち・ざ・ろっく!』

◆12位『その着せ替え人形は恋をする』

◆11位『明日ちゃんのセーラー服』

 

ラブライブ!スーパースター!!』は1期が良かっただけに、2期の強引なストーリー展開は正直残念でなりません。新たに1年生が加わったことで話数を食うのは仕方ないことなのですが、それによってどうしても物語の厚みがなくなるんですよね。だからLiella!の行き着く先にエモーショナルが足りない。3期がどうなるのかは気になるところですが、2期単体で見た時にどうしてもマイナスの感情が先行してしまいます。

逆に『ぼっち・ざ・ろっく!』や『その着せ替え人形は恋をする』は話数を重ねるごとに面白みを増していき、期待を上回ってきました。両作とも細部の作り込みが行き届いている印象で、とても良かったです。

『明日ちゃんのセーラー服』は面白さというよりも、職人技的な質感の良さを楽しんでいました。楽曲や映像美は原作の特徴を最大限アニメに昇華させていたと思いますし、青々しい学生の感情の渦を綺麗に描いていましたね。

 

さて、ここからはトップ10。

 

 

  10位『サマータイムレンダ』

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作品の出来のわりにあまり話題になっていなかったのは、放送当時のサブスクが独占配信だったからでしょうか。

やはりこの手のSFサスペンスはアニメ化する上で次回への引きの強さはひとつ大事な要素かと思いますが、その意味ではしっかりと計算されていたと思います。かなり不気味な描写も多く、音楽も味があってその雰囲気を引き立てていて良かったです。

 

 

 

  9位『チェンソーマン』

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何かと話題の『チェンソーマン』。アニメ化の情報が出た時の制作・MAPPAの文字列は納得感がありました。スピード感と緊迫感のある戦闘シーンはアニメ向きだと思います。噴き出す血や悪魔のおどろおどろしさもカラーやモーションがつくことで作品の輪郭をはっきりさせてくれますし。

ただ、本作の何気ない日常シーンや交わす会話に宿る質感の良さは、マンガだからこそ活きる表現なのかもしれません。前提として『チェンソーマン』はコマを追う目線誘導の独特さが良いとも言えるので、ただ動きのあるアニメーションにすれば楽しめるというものでもないんですよね。そういった意味で、アニメも非常に面白いんですけれど期待は超えてこなかった印象です。

 

 

 

  8位『ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd season』

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2期になってから登場人物の交差する思考やせめぎ合いが白熱してより面白さが増しました。キャラクターや舞台の設定などラノベ原作らしいものですが、リアルすぎないからこそストーリーを現実と切り離して見られるのが逆に良いんです。

キャラクターの造形も計算高く設定されていて、二転三転していく物語は毎週楽しく追っていました。

 

 

 

  7位『からかい上手の高木さん3』

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シリーズを追うごとに縮まる2人の距離。むず痒くもピュアな青春模様を毎話楽しく見させてもらいました。

話の流れが大きく変わるかというと決してそうではないのですが、人の人の距離ってちょっとずつ縮まるものだよねっていう納得感はしっかりとあって。それでいてこの2人の空気感ははっきりとしていて、落としどころが分かっているからこそ終わってほしくないとも言える、ずっと見ていたくなるようなストーリーでした。

 

 

 

  6位『SPY×FAMILY』

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気付いたら老若男女問わず大人気作品になっていますけど、自称アニメ好きでアーニャのLINEスタンプを送ってくる輩は信用するなっておばあちゃんが言ってました。

さすがの期待作だけあって制作陣からタイアップ曲から大人達の本気を感じるアニメ化ですよね。原作を読んでいる時よりもすんなり入り込めた自分がいて、世界観の作り込みとテンポの良さはやはり凄いものがあると感じています。

劇場版の公開も決まり、まだまだ偽りの家族の行方は見られそうです。

 

 

 

  5位『鬼滅の刃 遊郭編』

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劇場版の後を描く遊郭編もゴリゴリに動くカメラワークと色彩豊かなエフェクトで繰り出される描写に圧倒。アニメで描く意義を感じられます。

劇場版での煉獄さん然り、キャラクターにきちんとスポットが当たるので背景なども相まって魅力づけにも繋がっています。続編も楽しみです。

 

 

 

  4位『ハコヅメ』

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原作が話題だったので放送が楽しみだった1作。コメディタッチで描かれているので警察事情がスっと入ってくる感覚が小気味よく、主人公が新米警察官ということもあってこちら側の視点と近しいのも分かりやすくて良い。

さらにはその時々の事件に関わる人達のヒューマンドラマも織り交ぜられているので、ただのコメディに留まらない、作品の奥行きもあります。

 

 

 

  3位『進撃の巨人 The Final Season Part2』

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話数を重ねるごとに次々と明かされる新事実。迫力のバトルシーンも含めて見入ってしまいます。

これほど伏線を散りばめながら人々の生き死にを臨場感たっぷりに描く様は、長く続く海外ドラマやシリーズものの映画を見ているかのよう。新たな局面を迎える最終章となる本アニメ、最終話まで待ち遠しいです。

 

 

 

  2位『BLEACH 千年血戦篇』

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令和にこのクオリティでBLEACHを拝める喜び。世界観に沿った演出や音楽で彩ってくれているのがとにかく嬉しいです。

『千年血戦篇』は冒頭から一気に物語が動き戦闘シーンも多いで、どの戦いも見応えがあるがゆえに作画班は大変なんだろうなと思います。しかしながらそこに一切の妥協はなく、目でも耳でも楽しませてくれる。

分割4クールということで、まだまだ楽しみは続きそうです。

 

 

 

  1位『リコリス・リコイル』

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オリジナル作品であるからして、毎週の楽しみだった本作。ストーリーの着地として綺麗なところに落ち着いた印象は拭えませんが、1クールで描ききったアニメのクオリティとしては他作品と一線を画していたと思います。

キャラクターの魅力や物語の設定、それらをシャープに描いていく脚本と演出、バランスの良さがとにかく際立ちました。舞台での展開もあるとのことで、アニメの続編にも期待が高まります。個人的にはもう少し振り切った物語展開を見てみたいと思いますね。

 

蓋を開けてみたらジャンプ原作の作品がかなり上位を占めました。歳を重ねるごとに自由な時間をいかに有効的に使うかという考えが強くなったこともあり、前評判や口コミで名前を目にすることの多い作品に手を伸ばしがちなのは事実。そう思うと、ストーリーに起伏があり安定感もあるネームバリューに富んだ作品に手を伸ばすことの多くなるのはある程度必然な気はします。

そのような中で『リコリス・リコイル』のようなオリジナル作品も一定数求めていて。年にそういくつも出てくるものではないと思うので、そんな作品が出てきた時には喜びがあります。来年も毎週ワクワクするような作品に出会いたいですね。

 

というわけで私的2022年アニメランキングでした。

オタクの皆さん良いお年を。

来年もよろしくお願いします。