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映画、アニメ、漫画、音楽などの雑記。ファーストインプレッションを大切に。

自宅で旅行気分を味わいたいあなたにおすすめのロードムービー10選

自宅で過ごす時間はまだまだ続きそうな今日この頃。きっと連休の予定を延期したりキャンセルしたりという方も多いのではないでしょうか。

 

気分が落ち込みがちになりますがそんな時だからこそ笑って過ごしたいよね、ということで先日おすすめのコメディ映画を紹介したところ、記事の閲覧数が普段の倍ほどとなっておりまして、多少なりとも参考にしていただければありがたいと思ってます。

 

kuh-10.hatenablog.com

  

今回はそれに付随して、せめて自宅で旅行気分を…ということで、ロードムービーのご紹介です。

 

旅での出来事を経て起こる登場人物の心情の変化や成長を感じながら、自らも旅路を疑似体験することができる映画の数々。肩肘張らずに観始めたらぐいぐいのめり込んでしまい、感情移入してしまう…そんな作品も多いので、満足度も高いのではないでしょうか。

 

時間に余裕があればぜひ、素敵な映像体験を。

 

 

 

 グリーンブック

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人種差別がまだまだ根強く残る1960年代アメリカ。黒人ピアニストと彼に雇われた用心棒兼運転手の白人が、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を手に演奏ツアーのためにアメリカ南部を巡る。

 

旅に出るふたりはよくある「物静かな白人と横柄な黒人」という人物像ではないんです。

むしろ反対で、知的で教養もある芸術家肌の天才ピアニストの黒人と、彼の元で働くこととなった不器用で大雑把な白人という図。

出自も性格も全く違うふたりは衝突を繰り返すのですが次第に打ち解けていきます。観終えた後にはじんわりと温かな気持ちになるのではないでしょうか。

 

実話ベースのこの作品は各国の賞レースで存在感を発揮し、アカデミー賞では作品賞他3部門を受賞しました。

 

 

 

 

 

 シェフ  三ツ星フードトラック始めました

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元一流レストランのシェフが移動販売車で極上のサンドイッチを売りながら旅をし、自分の人生を取り戻していく様を描いた本作。

 

監督兼主演は「アイアンマン」シリーズの監督ジョン・ファブロー。スカーレット・ヨハンソンロバート・ダウニー・Jrらが脇を固めるほか、監督が信頼する俳優陣のキャスティングが見受けられます。

 

料理だけではなく友情や親子愛の美しさも味わえ、さらには行く先々の土地の魅力も鮮やかに収められている1作です。

料理欲も掻き立てられること間違いなし!

 

 

 

 

 

 デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜

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ロバート・ダウニー・Jr繋がりでもう1本。

妻の出産に立ち向かうためにヒッチハイクアメリカ横断を余儀なくされた男が、たまたま出会った役者の卵と共に波乱万丈な旅をすることになるコメディ映画。

 

主人公に感情移入しすぎると相方の言動にイラつきが止まらなくなると思うのでそこは先に言っておきますが、随所で「やられた…」と思わずグッときてしまうシーンも散りばめられて、何とも奇妙な作品だと思います。

 

監督は大人気コメディ『ハング・オーバー』シリーズや、2019年に世界的大ヒットを記録した『ジョーカー』のトッド・フィリップス

 

 

 

 

 

 はじまりへの旅

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夫婦の独特の教育方針により、裸で森に住み野生の動物を狩って食料にしている家族。

世間から隔離された環境に生きる彼らがとある出来事により社会に繰り出すことで、ギャップに苦しみながらも自らを失わずに生きていく様を活写する作品です。

 

楽しんでみられる映画でありながら、繊細な感情に哲学的思想、社会のあり方や倫理など多くを考えさせてくる1本になっています。

カンヌ国際映画祭をはじめ世界中で評価された映画です。

 

 

 

 

 

 思いやりのススメ

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私生活のトラブルにより作家業を断念した中年男性。生きる活力もないが収入を得るために、講習を受けるだけで資格を得られる介護士に転職します。そんな彼が初めて介護を担当することとなったのは、何ともクセのある少年でした。

 

身体の不自由な少年と心に傷を負った介護士が、ある目的のために旅行に出ることで少しずつ心を通わせていく…そんな心温まるNetflixオリジナル作品です。

 

ブラックジョーク満載でコメディ色もあり、テンポが良い。しかし前向きなテーマで力強く展開していく本作は、登場人物のバックボーンと生きていく希望を探していく様にきっと心打たれること間違いなし。

 

分からないこと、知らない世界に手を伸ばすことって簡単なことではないと思いますが、立ち止まっている人には特に刺さる1本だと思います。

 

 

 

 

 

 宇宙人ポール

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2人のSFオタクがキャンピングカーでアメリカを旅する道中、予期せぬ宇宙人との出会いを経て巻き起こるドタバタコメディ。

 

コミコンに行ったり各地のUFOスポットを巡ったりと、コメディでありつつ様々な景色を楽しめます。さらには『E.T.』、『スター・ウォーズ』、『未知との遭遇』など映画ネタが満載で時代のノスタルジーも感じさせながら、独創性も抜群。

 

ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ホット・ファズ』などでお馴染みのサイモン・ペッグニック・フロストの掛け合いが面白おかしい作品です。

 

 

 

 

 

 バジュランギおじさんと、小さな迷子

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声が出ない迷子の少女を故郷のパキスタンまで送り届けるためインド人のおじさんが立ち上がる!歌って踊って笑って泣ける、インドから黒船のごとくやってきた映画です。

 

なぜ登場人物を国籍と併せて紹介したかといいますと、その理由は歴史的背景にあります。

インドはイギリスに植民地化されていましたが、経済的に保てなくなったことから独立することとなります。宗派はそれぞれ、インドはヒンドゥー教パキスタンイスラム教。さらに地方をどちらの国が納めるかで戦争が起き、その関係は70年以上続いています。

 

そのような中で従順で情に厚いインドの青年(邦題ではおじさん略)が、迷子のパキスタンの少女に穢れなき深い愛情を注ぎ接し、彼女の親元へと届けようと奮闘する様には心が震えます。

上述の通り根付いた社会や文化、宗教などの背景も考えると、単なる娯楽映画に留まらないのも素晴らしいのです。

 

2時間40分と長尺の作品ですが、それ以上に大きなパワーのある映画となっています。定期的に話題作を放ってくるインド映画、やはり侮れません。

 

 

 

 

 

 運び屋

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インターネット普及の余波を受けて家業が立ち行かなくなった90歳の主人公に運び屋の話が舞い込む。軽い気持ちで引き受けた仕事でしたが、自らが運んでいるものが何なのか気付いた彼に次々と試練が訪れます・・・。

 

年老いた麻薬の運び屋という話を基に、仕事に生きる男の生き様と家族との向き合い方を織り込みながら、見事な人間ドラマに仕上がっています。

ポスターや予告のような重苦しさはないので、身構えることなく観られるかと思います。

 

本作はイーストウッド監督の実の娘が出演したり、師弟関係のブラッドリー・クーパーが運び屋を追う捜査官として出演したり、また御歳89歳と彼の年齢を考えると引退作ではと囁かれていましたが、杞憂だったようです。そんな噂を笑い飛ばすかのような文脈も感じられる作品となっています。

 

 

 

 LOGAN ローガン

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X-MENの一員で、かつては日本で脅威に立ち向かったこともある(という黒歴史もある)ウルヴァリン。彼の活躍をロードムービーという形で描き切ったのが『LOGAN ローガン』です。

 

自分達以外にはもう存在しないとされていたミュータントである少女ローラとの出会いをきっかけに、再び戦い荒野を突き進んでいくことになるローガン。

特殊能力を用いてバトルを繰り広げる従来のアメコミ映画とは一線を画した本作は、研ぎ澄まされながらも泥臭いアクションに加え、ローラとローガンとの絆も大きな見どころとなっています。

 

X-MEN』シリーズ、そして『ウルヴァリン』単体としてのシリーズを経ての本作なので、まだシリーズに触れたことがなかったり、だいぶ前に観たっきりという方は、この機会にシリーズを追ってみるのも良いのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 イントゥ・ザ・ワイルド

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裕福な家庭で育ち大学を優秀な成績で卒業した主人公は車や財布を捨て、IDやクレジットカードを燃やし、更には貯金を全額寄付し、社会の息苦しさから解き放たれるべく自由を追い求めて放浪の旅に出ます。

 

労働とヒッチハイクを繰り返してアラスカへと向かい、喧騒とは無関係の地で彼は何を感じ何を得たのか。

 

僕達も少なからず真理を求めて考えを巡らせる日々だと思いますが、自分らしく生きることって永遠のテーマだなと改めて考えさせられる映画です。

 

壮大な大自然をダイナミックに撮りながらもそれは主人公の強い意志をも表しているかのようで、とても緻密な作りが印象的な作品となっています。

 

 

 

 

以上、10作品。ヒューマンドラマやコメディ、アクションなど幅広く選出してみました。

 

うち3作品は2019年のベスト映画にも選ぶなどしているので、併せてどうぞ。

  

kuh-10.hatenablog.com

  

ロードムービーは道中の景観はもちろん、登場人物の成長を爽快に活写していることが多いのも魅力のひとつ。

故にカタルシスに満ちた時間を感じられ、鑑賞後の何とも言えない清々しさやほうよう何物にも変え難いと思うわけで。

 

映画をきっかけに豊かな感情を生むことも、素敵なことだと思います。

 

ぜひ『#おうち時間』のお供としてのご参考に、よろしくどうぞ。